「一日葬」とはご存知でしょうか。

日頃から葬儀は人それぞれと申し上げているため、通常とか一般的にという表現をあまりしたくはありませんが、これまでの葬儀は1日目に通夜を行い、2日目に葬式・告別式と火葬を行うのが大半でした。

「一日葬」とは、その葬儀=2日間という概念を覆し、1日で執り行う葬儀のことを言います。

「一日葬」の葬儀内容とは?

しかし「一日葬」の葬儀内容とは、先に述べた通夜・葬式・告別式・火葬を一日で執り行うという訳ではなく、厳密にいうと以下のような形式にて執り行うことになります。

【自宅】通夜
【斎場】葬式・告別式・火葬

要するに、ご自身にて自宅で通夜を行い、葬式・告別式・火葬は葬儀社に依頼して斎場で行なうという方法でございます。

自身で通夜が出来るのか?

そんな方法で良いのか?自身で通夜なんて出来るのか?余計に大変なのではないか?そうお思いになった方は多くいらっしゃるかと思います。

もちろん当社の一日葬ではその辺もサポートいたしますのでご安心ください。

念のため、通夜とは一体どんなことをすれば良いのか、ということをご説明しましょう。

至極簡単に言いますと、「通夜とは故人を葬る前に家族・親族や親しい知人が、故人との別れを惜しみ最後の夜を共に過ごして供養をすること」です。

葬式・告別式・火葬は特別な儀式であったり設備が必要となりますが、通夜においてはそれらの式や設備を必要とするものではありませんので、自身で、自宅で、出来るかどうかと言ったら「出来る」ということをご理解頂けたと思います。

自宅での通夜はどうやるのか?

通常の通夜では、僧侶による読経があったり、喪主からは弔問客への挨拶・謝辞をするのですが、自宅かつ近親者だけであれば畏まったことはされなくても大丈夫です。祭壇なども豪華に飾る必要もありません。

ご用意をされた方が良いものとしては、線香・ロウソク・供物・通夜振る舞い・香典帳・香典返し・返礼品などです。

意外とあると思われるかも知れませんが、それぞれ畏まったものは必要ありません。以下にご説明いたします。

【線香・ロウソク】
コンビニなどでも売っているもので大丈夫です。その後も使われる物ですから、多めに用意しておいても無駄になりません。

【供物】
故人が生前好物だった食べ物などを、ご供養のためお供えください。

【通夜振る舞い】
弔問客に対して食事や飲み物を供し故人を偲ぶ食事会で、料理内容は寿司や揚げ物・煮物やお酒です。
しかし、近親者だけであれば寿司など豪勢なものではなく、故人の好物や乾き物とお酒ていどで充分だと思います。

【香典帳】
近親者だけとはいえ香典を持参されたら、失礼のないようにしたいものです。
お名前・住所などを控える帳面を用意しましょう。

【香典返し・返礼品】
まず返礼品とは、香典の有無にかかわらず皆にお返しする物です。無難なものはハンカチ、お茶などのかさばらない物です。

続いて香典返しは、香典を頂いた方にお返しをすることです。渡すタイミングとしては忌明け、すなわち四十九日明けで大丈夫です。その代わり失礼のないように香典帳に必ず金額も記録して相応の品でお礼しましょう。相応の品とは、香典額の半分または3分の1程度の品を指します。

まだ抵抗があった方もいるかも知れませんが、実は内容をみると通常の葬儀と何ら変わりない、むしろ自然な葬儀方法ではないかとご理解されたと思います。
また、通夜は自身で自身で行えると思われた方、やはり自信ないと思われた方、様々かと思いますが、できる限りサポートをいたしますのでどうぞご安心ください。